本を読んだらブック オプ
目森一喜、天山出版1992年。
なんかライトノベルっぽい会話といい文章は素人くさいのだが、以下の一節(p.322)はなかなかよかった。ここだけ詩人か誰かの書いたものを借用してきたみたいな感じ。
彼らにとっては、せせこましい人間関係そのものが政治だった。そして、型にはまった活動を、政治的であるための保証として行うために出かけて行く。
どこに行った。誰と会った。誰を知っている――それが政治であり、のんべんだらりとそんな政治を繰り返すうちに、向こうからやって来るのが革命だった。