2008年1月2日

2008年最初の小説

レックス・スタウト『手袋の中の手』(ハヤカワ・ミステリ)を読みはじめる。

女嫌い(ただし接し方は慇懃無礼)の美食家探偵ネロ・ウルフは登場しないが、こちらの女探偵ドル(シオドリンダ)・ボナーもいきなり「わたし、男は嫌い」(p.25)ときたもんだ。

アーチーのおどけた一人称じゃないので少々とっつきにくくはあるものの、冒頭からいかにも怪しげな人物は出てくるし飽きることはなさそう。