2007年11月17日

帰りの本

古本屋とかでではなく買った新潮文庫のページからは、あの懐かしい匂いがする。

月曜に持って出た文庫本はちょうど木曜の夜あたりには読み終わってしまい、荷物は増えるが帰途につく金曜には何かしら買い足すことになる。

先週は丸山健二『生きるなんて』朝日文庫。辛口というより「戦争なんて」の章などはえらくストレートだなと思った。

そして今週が安部公房『砂の女』新潮文庫、税込500円。新潮は角川や講談社なんかとちがって古い作品でも普通の本屋でけっこう簡単に手に入るのがいいな。

これは人それぞれだろうけど、新潮文庫の匂いは俺の場合は星新一を思い出させる。