本を読んだらブック オプ
創元推理文庫1987年。スウェーデンの作家ヤーン・エクストレムによる1975年の作品。
久々に読む本格物。たいそう面白かった。父親が死んだ翌日とかに娘たち(20代)が庭でバドミントンなんかするかなぁ(笑)といった疑問はあるが、かといって本格ミステリにありがちな「人間が描けてない」というほどではない。トリックがお洒落というかキュートで気に入ってしまった。
この人の作品は他には邦訳されてないようで残念。解説によると本訳書の刊行の過程もかなりたいへんだったようなので、そのせいでもあるんだろうか。