ずっと昔に買ったままだった『鮎川哲也と十三の謎'90』(東京創元社)を読み中。
- 折原一「横溝正史の旅」
- 「本陣」「八つ墓村」「獄門島」の舞台をめぐる紀行文。
- 宮部みゆき「心とろかすような」
- 警察犬を引退して探偵事務所に飼われている老犬の一人称、おもしろいのは「俺」が近所の犬を相手に聞き込みにまわるハードボイルド風のシーンくらいで、その他は比喩や文体がことごとく鼻についてしまう。
- 辻真先「WHO ARE YOU?」
- 後年のフーダニット『真理試験』を思わせるような作品。
- 服部まゆみ「猫の手」
- エクストレム『誕生パーティの17人』は90歳だったがこちらはなんと101歳のお婆さんの誕生日。今これ読んでるとこ。ほどよいブラックユーモアが上品で好印象。