2008年6月8日

ヒトとモグラと

図書館で山田風太郎『わが推理小説零年』を借りてきて読む。その中に「処女膜は人間の女性とモグラの雌にしかない」みたいなことが書いてあり、そんなに特殊なものなのかと意外に思ってウィキペディアで確認したらモグラ以外にもいろんな動物にあるらしいとわかる。

哺乳類はいうにおよばず、鳥類、爬虫類、そしてなんと貝類にも。

昭和24年の時点で判明していたのがモグラだけだったのか、山田先生が(試験直前には原稿の依頼を断るなど決して名ばかりの医学生ではなかったらしいので)たまたまそこのところだけ勉強をサボったのか、あるいは話を面白くしようとして思いっきり単純化して書いたのかもしれない。